外壁塗装の足場代無料は要注意!足場の役割や費用相場を解説
2021.10.22 (Fri) 更新
外壁の塗装をする際、足場には非常に大切な役割があります。
「塗装に集中できる環境づくり」「職人・住人の安全確保」「作業の効率化」などです。
この記事では、不要と思われてしまいがちな足場について、その役割や必要性・価格・起きてしまいがちなトラブルなどについてご紹介します。
足場について知り、外壁塗装業者の比較検討・後悔しない業者選びに、ぜひご活用ください。
それではまず、足場の必要性から詳しく見ていきましょう。
目次
外壁塗装は足場不要で高品質の施工はできる?
足場無しで、高品質の施工はできません。
足場を組まずはしごや脚立を使う方法もありますが、綺麗な塗装をしたいならおすすめできない手法です。
例えば、はしごや脚立を使った場合は以下の問題点が挙げられます。
- はしごや脚立は、人や物の落下に注意しながらの作業になります。
職人が落下する危険性があるとともに、物を落とした場合は下にいる人が怪我をする場合も。 - 作業に使う物を身近に置けない・移動の際は降りて脚立を動かして登る一連の動作が必要になり、時間がかかります。
そのため作業効率が悪くなり、工期が圧迫され塗りムラ・塗り残しを放置する業者もいます。 - 風をもろに受ける不安定な状態での施工になり、職人が集中できない場合があります。
足場がないだけで、多くのデメリットを抱えてしまいます。
加えて足場に張るネット(飛散防止シート)もなくなるため、ペンキが飛ぶと近隣トラブルになる場合もあります。
足場は少々価格が張りますが、設置したほうがスムーズ・高品質な施工ができるのです。
外壁塗装時の足場の費用相場
高品質な外壁塗装を行うのに足場は必要不可欠ですが、足場を組むにはいくらかかるものでしょうか。
ケースバイケースですが、戸建てのお家の場合大体20万円前後と考えておけば、大きく外れることはありません。
ただし、足場を組める場所が狭すぎる場合やカーポートがある場合は、もう少し高くなってしまう場合も。
ここからは、足場に関する費用や注意点を確認してみましょう。
足場代の内容・相場
足場代は、先ほどご紹介した通り20万円前後です。
ただしこの価格は、複雑な形をしていない150㎡のお家で計算した場合のもの。
家が複雑な形状をしていたり、もっと家が大きかったりする場合などは、もう少し費用がかかると考えてよいでしょう。
足場代は運搬費・施工費・解体費すべて含めて600~1,200円/㎡ほどで、施工にかかる費用の20%ほどを占めます。
また足場代に関して把握しておきたいのは、足場代は組み立ての回数により発生するものであり、工事日数には関係しない点。
工期が延びて足場代が増えることは基本的にないため、業者にそう説明された場合は注意しましょう。
足場代に追加費用がかかる場合もある
先ほど、工期の長さによって足場費用が増えることはないとご説明しました。
しかしすべての足場組みで例外がないわけではなく、足場を組む場所によっては追加費用がかかる場合もあります。
どんな場合に追加費用が発生するのか、3つのケースを確認してみましょう。
高所作業になる場合
足場を組むために高所作業が必要になる場合は、追加費用がかかることもあります。
例えば、3階建て以上の大きなお家や、高台に建っているお家などです。
これは、塗装範囲が広く高くまで及ぶこと・場合によっては崖下まで足場を延ばして設置する必要があることによります。
高所作業は確実に追加費用がかかるわけではありませんが、その可能性があることは頭に入れておきましょう。
足場に使える場所が狭い場合
隣家との間隔が狭く、足場を作るのにぎりぎりの隙間しかないこともあるでしょう。
その場合は、壁面やそのほか置かれているものなどを傷つけないよう、普段に増して細心の注意を払って作業をするため、足場組みに時間がかかります。
- 設置の難しさがあがること
- 時間がかかること
これによる手間賃として、足場代が高くなる傾向があります。
カーポート・ベランダルーフの一時撤去が必要な場合
家にカーポートやベランダルーフがある場合も、足場代が高くなる傾向にあります。
足場を組む際にカーポート・ベランダルーフの一時撤去が必要になり、作業が増えるためです。
もちろん撤去したら再設置が必要となり、その分作業にかかる時間も増えます。
またカーポートなどの劣化が進み、撤去・再設置時に破損した場合は、新しいカーポートの購入が必要となることもあるでしょう。
より費用がかさむこともあるため、家に隣接してカーポート・ベランダルーフがある場合は、「撤去が必要か」「その場合はいくらになりそうか」を事前に確認しておくのがおすすめです。
足場代無料・足場代不要の業者にはご注意ください
「私たちのところでご契約いただければ、足場代が無料です!」「足場代は不要です!」
そうした足場代無料・不要の触れ込みを行っている業者は、避けるのがおすすめです。
そうした業者の場合、安全確保が十分にできないような簡易足場で作業することがある・足場代をほかの工程に上乗せして元をとっている、などで費用を賄っている場合があります。
そもそも足場組みは設置・撤去で2日を要する工程で、国家資格保有者の同行も義務付けられており簡単に無料にはできない部分。
「家の敷地内で事故が起きてしまって、後味が悪い」「ほかの工程が高くついて、結局割高になってしまった」そんな後悔をしたくなければ、しっかり業者を見極める必要があります。
外壁塗装時の足場はどれくらいの幅があれば作れるの?
昨今は隣家と距離があまりないお家も多く、自分の家は足場がちゃんと組めるのか、組めない場合諦めるしかないのか、と不安に思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
足場には40cmの踏板と10cmの支柱が2本必要なため、理論上幅が60cm以上あれば組めます。
ただし、組み立てスペースや多少の余裕を考えれば70cm以上の幅があることが理想的です。
しかし、お隣と60cmも70cmも空いていないお家も多いでしょう。
その場合、業者によっては25cmや15cmの細い踏板を使用する業者もいるため、不安な場合はまず塗装業者に相談してみてください。
外壁塗装時の足場の設置にかかる時間は?
足場組みにはカーンカーンと大きな音がするため、ご近所への迷惑を考えると、何日かかるのか非常に気になる方も多くいらっしゃるでしょう。
外壁塗装工事の足場組みは、設置・撤去共にそれぞれ1日程度で終了します。(飛散防止シート張り含む)
外壁塗装の工期のうちはじめと終わりの2日は、足場に関する工程です。
また足場組みは塗装と異なり、多少の雨であれば組むことができます。
そのため予定から大幅にずれこむことは少ないのでご安心ください。
足場にまつわるトラブルってどんなものがあるの?
足場組みの作業自体はたった1日で終わるものの、トラブルが多い工程です。
しかしどういったトラブルがあり、どう備えていいのかイメージしにくい方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで足場組みに関するトラブルとその対策を4つご紹介します。
一度しっかり確認しておきましょう。
隣家が足場設置を許可してくれない
スペースの問題で施主さまのご自宅だけで足場が組めない場合、隣家の敷地を借りて足場を組むことになります。
しかし「大切に育てている植物がある」「敷地内に入られたくない」といった理由で敷地を貸してもらえないことも。
特に住民の方だけで挨拶まわりに行き、足場の許可取りをしようとすると、トラブルに発展してしまう可能性があります。
外壁塗装工事ができないだけでなく、ご近所トラブルが起きてしまったら大変です。
そのため、塗装業者同行による挨拶まわり・許可取りをすると安心です。
塗装業者がいれば、隣家の方の「花壇には触れないでほしい」といった懸念事項や「ペンキが飛ぶかもしれないから嫌だ」といった不安点を確認し、その場で説明したり工事に反映させたりすることができます。
スムーズな許可取りをするためには、業者同行であいさつに伺いましょう。
足場が家を傷つけてしまった
足場の設置時や撤去時に多いのが、足場が家にあたり傷をつけてしまう事例です。
施主さまのご自宅であれば、ご説明のうえ塗りなおしが可能です。
ただしその分再度足場を組み施工するため、隣家には再度事情説明と挨拶に伺う必要があります。
一方、傷つけてしまったのが隣家だった場合、保険を使って補償する必要があります。
足場組みはたった1日で終わる工程ですが、最新の注意を払ってあたる必要のある工程です。
しかし格安で施工している業者の中には「スケジュールをずらせない」と急ピッチで作業する・保険に入っておらずトラブル対応できない、といった業者も。
「万が一」が起こらないよう、もし起こっても対応できるよう、しっかりとした業者・保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。
セキュリティが甘くなる
足場を組むと2階や3階の窓から侵入しやすくなる、とセキュリティ面に不安を覚える方も多くいらっしゃるでしょう。
足場だけでなく飛散防止シートも張るため、誰かが侵入しても外部から気づきにくいことも不安を覚える一因です。
この点に関しては、普段よりもしっかりと戸締りを徹底していただくことが重要です。
特に職人もいない夜間は、はやめにしっかりと戸締りをするようにしてください。
騒音トラブル
足場を組む際の「カーンカーン」といった大きな音は、トラブルになりやすいです。
特に小さなお子さまがいるご家庭が近くにある場合や、テレワークなど在宅で仕事をしている方がいる場合、季節によっては受験生がいるお家が近くにある場合など、さまざまなお宅でトラブルになりやすいもの。
そのため、挨拶まわりの際にきちんと施工予定を説明しておけるようにすることが重要です。
挨拶まわりにしっかり同行してくれる業者を選ぶのが安心です。
安心安全の外壁塗装なら「塗り替え一番屋」にお任せください
外壁塗装工事に欠かせない足場組みですが、トラブルも多いことをご確認いただけたのではないでしょうか。
今検討しているところは本当に大丈夫かな、と不安に思った方もいらっしゃるでしょう。
しっかり対応でき、安心の塗装専門店を選びたい場合は、ぜひ「塗り替え一番屋」にお任せください。
「塗り替え一番屋」は、
- ご近所への挨拶まわりに同行
- 詳細見積もり作成
- 住宅瑕疵担保責任保険法人・住宅あんしん保証に加入済
により、安心してお任せいただけます。
外壁診断やお見積りは無料で行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
詳しくはこちら:「無料屋根外壁診断」「無料お見積依頼・お問い合わせ」
まとめ
足場組みは150㎡のお家で、大体20万円前後が目安となります。
足場代は施工全体の20%ほどを占め、運搬費・設置費・撤去費用等を含むため簡単に無料や激安価格にはできません。
そのため、自社なら足場代無料、といったアピールをしている業者には注意が必要です。
「塗り替え一番屋」は、施工前からしっかりと挨拶まわりをしてご説明を行い、かつ万が一の時に必要な保険にも加入済みのため、安心してお任せいただける塗装専門店です。
お家のお悩みは、ぜひ「塗り替え一番屋」までお気軽にご相談ください。