【30坪版】外壁塗装にかかる費用相場は100万円!?内訳紹介
2022.01.14 (Fri) 更新
そろそろ外壁塗装を考えているけど、相場がわからず依頼に踏み切れない……とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
30坪の住宅の場合、相場は100万円程度が目安になります。
しかし、塗料を塗るだけなのになぜそんなにもかかるのかと思う方も多いでしょう。
外壁塗装には、塗料代のほかにも足場代・高圧洗浄代・人件費などさまざまな費用がかかります。
使用する塗料や住宅の構造にもよりますが、そうした費用の合計が100万円程度となるのです。
この記事では、詳しい内訳や計算方法も併せてご紹介します。
ぜひ外壁塗装を行うときの参考にしてみてください。
目次
30坪住宅の外壁塗装の費用相場は100万円程度
30坪の住宅の場合、外壁塗装にかかる金額の目安は100万円程度です。
ただし、この金額は特に深刻な問題がなく、凹凸の少ない住宅の場合です。
住宅の状態・構造・選んだ塗料の種類などによっては、さらに金額が上がる可能性もある点に注意しましょう。
しかし「どうして塗装をするだけなのにそんなにお金がかかるの?」と疑問にお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
費用の内訳を、これからご紹介します。
外壁塗装にかかる費用の内訳
外壁塗装の料金には、以下の項目が含まれています。
項目 | 内容 |
直接工事費 | 塗料代・人件費など |
間接工事費 | 足場仮設費・消耗品・養生材など |
諸経費 | 交通費・通信費・事務所や車の維持費経費など |
利益 | リフォーム会社の存続・発展のための利益など |
上記のうち「直接工事費」と「間接工事費」はだいたいの額を計算で算出できます。
30坪外壁塗装にかかる費用の計算方法
それでは実際に、外壁塗装にかかる費用の計算方法を確認していきましょう。
外壁塗装で使用する塗料・足場代などは平米単価が決められているため、その価格に基づいて計算を行います。
ご自宅の場合を想定しながら、計算をしてみてください。
30坪の外壁塗装の諸費用計算方法
はじめに、塗装する外壁がどれくらいの面積になるのかを算出する必要があります。
実際に塗装する面積を「外壁面積」といい、延べ床面積×係数で算出が可能です。
1坪はおよそ3.3㎡のため、30坪の延べ床面積は3.3×30で100㎡ほどと計算できます。
そこへ実数値に近づけるため係数(1.2~1.3)をかけると、外壁面積が120~130㎡ほどとなります。
ご自宅の窓が大きいなど「塗装面積が少なくなっていそう」と思った場合は係数を減らしたり、逆にベランダが突き出ているなど「塗装範囲が増えそう」といった場合は係数を増やしたりすれば調整が可能です。
係数を減らす場合は1.1を、増やす場合は1.4~1.6を使用しましょう。
それでは算出した外壁面積をもとに、いよいよ諸経費を計算していきましょう。
それぞれの相場と、目安となる金額は以下の通りです。
項目 | 外壁面積 | 平米単価 | 下限の金額 |
足場 | 130㎡(※) | 700~1,000円 | 91,000円 |
高圧洗浄 | 120㎡ | 200~250円 | 24,000円 |
養生 | 120㎡ | 300~500円 | 36,000円 |
飛散防止ネット | 120㎡ | 100~200円 | 12,000円 |
ケレン | 120㎡ | 1,500~2,000円 | 180,000円 |
下地補修 | 120㎡ | 1,700~2,500円 | 204,000円 |
下塗り | 120㎡ | 600~900円 | 72,000円 |
廃棄物処理・ゴミ処理・雑費 | 20,000円 | ||
合計 | 639,000円 |
※足場は外壁の周囲に建てるため、係数を1.3にして算出
算出できた約64万円のほかに、それぞれ選んだ塗料代がかかります。
塗料でかかる費用については、次項でご紹介します。
また、家の状態や施工内容によっては以下の金額がかかる場合もある点は把握しておきましょう。
- シーリング:増し打ち 700~900円/m
- 雨どい塗装:1,000~1,800円
- ベランダ防水:10~30万円
- 業者諸経費:約10%程度
- 屋根塗装20~30万円
30坪の外壁塗装の塗料別相場
最後に、塗料でいくらかかるかを計算していきましょう。
塗料は主なものだけでシリコン・フッ素を始めとして6種類ほどあり、それぞれ価格帯が異なります。
平米単価と塗料にかかる金額を算出すると、以下の通りです。
塗料の種類 | 平米単価 | 金額(下限) | 前項で算出した639,000円を足した総額 |
アクリル塗料 | 1,000円~1,200円 | 120,000円 | 759,000円 |
ウレタン塗料 | 1,800円~2,000円 | 216,000円 | 855,000円 |
シリコン塗料 | 2,500円~3,500円 | 300,000円 | 939,000円 |
フッ素塗料 | 3,500円~4,500円 | 420,000円 | 1,059,000円 |
ラジカル塗料 | 2,500円~4,500円 | 300,000円 | 939,000円 |
無機塗料 | 5,000円~5,500円 | 600,000円 | 1,239,000円 |
数ある塗料のなかでもシリコン・フッ素を選ぶ方が多いことを考慮すれば、「30坪の住宅の場合は100万円前後かかるのが相場」といえるでしょう。
外壁塗装で相場と価格が変わる要因
理論上は上記のような計算方法になりますが、すべて計算通りというわけにはいきません。
なかには、相場と価格が大きく変わる場合もあります。
どういったときに相場が変わる傾向にあるのか、3パターンを確認していきましょう。
【3階建てなど】家の構造で変わるケース
住宅はすべて同じ形で建てられているわけではないのは、ご存じの通りです。
そのため、住宅一軒ごと、それぞれに合った計算・見積もりが必要となります。
とくに相場が変わりやすい住宅のポイントとして、以下の3つが挙げられるでしょう。
- 凹凸部が多いなど、複雑な構造をしている
- 3階建てである・高所に建っている
- 家の劣化が進んでいる
複雑な構造をしている場合は、平坦な外壁の住宅と比較して塗装面積が増えるため、価格が高くなる傾向にあります。
また3階建てや高所に建っている住宅の場合は、足場を多く組んだり、より広い範囲を塗装したりする必要があるため、同様に費用がかさむ傾向にあるでしょう。
家の劣化が進んでいる場合は、しっかりした補修が必要・外壁材の張り替えが必要になる場合も。
詳細な金額は業者に見積もりを依頼し、確認しましょう。
【悪徳業者など】業者によって変わるケース
どの業者へ依頼するかも、金額に影響する重要な項目のひとつです。
悪徳業者に依頼してしまった場合・ハウスメーカーなど中間マージンが発生する業者へ依頼した場合などには、金額が高くなる傾向にあります。
費用を安く抑えたい場合は、中間マージンが発生しない、自社施工で塗装を行う塗装専門店に依頼するのがおすすめです。
「外壁塗装を安心の業者へ依頼したい」といった場合は、ぜひ地域の専門業者をチェックしてみてください。
そのほかのケース
家の構造・業者の種類のほかに、以下のようなケースにおいても価格が高くなる場合があります。
- 敷地が狭く、足場を組むのが大変
- 道路に足場がはみ出してしまう
- 塗装で希望している色が多い
道路に足場がはみ出してしまう場合「道路使用許可」や「道路占有許可」を取得する必要があります。
都道府県により金額は異なりますが、それぞれ数千円程度がかかる点に注意しましょう。
「塗り替え一番屋」はなぜこんなに安い?
「塗り替え一番屋」は150㎡の住宅の場合でも、シリコン塗装プラン54.78万円・フッ素塗装プラン76.78万円など、お手頃な価格で塗装ができる専門業者です。
この価格には、完全自社施工の塗装専門業者であることが関係しています。
完全自社施工にすることで、中間マージンが発生しないためお安く塗装を行えます。
加えて塗料メーカーや足場・防水業者と業務提携することにより、安く、高品質な材料を仕入れられるといった専門業者ならではの特徴も。
これにより、「塗り替え一番屋」はお手頃価格で高品質な塗装が可能です。
名古屋市にお住まいの方で塗装業者選びに迷った際は、ぜひ「塗り替え一番屋」へご相談ください。
まとめ
30坪の住宅で外壁塗装を行う場合、費用の目安は100万円程度となります。
家の構造・選んだ塗料・住宅の状況によってはより高くなる場合もありますが、おおよその目安として100万円程度と考えておくとよいでしょう。
ただし、なかにはより安く、より高品質な塗装が可能な業者もいます。
中間マージンが発生せず、よい材料を安く仕入れられる地域密着の塗装専門店です。
業者選びに迷ったら、名古屋市の「塗り替え一番屋」など一度地域の専門業者へ相談してみましょう。