外壁塗装で色褪せが起きる原因とは?失敗しない塗料の選び方を解説
外壁塗装の色褪せは年数が経てばどんな家でも起こりうる現象です。 しかしできる限り色褪せの進行を抑えて長持ちさせたいと考えている方がほとんどなのではないでしょうか。 そのような方に向けて 色褪せが起きる原因 色褪せの進行を遅らせる方法 色持ちの良い塗料の選び方 色選びで失敗しない方法 について解説します。 これらを理解しておくことで色褪せの進行を抑え外壁塗装にかかる費用の節約につなげられます。 ここでは外壁塗装の「色褪せが起きる原因」「色褪せの進行を遅らせる方法」「色持ちが良い塗料を選ぶ4つのポイント」「色選びで失敗しない3つのコツ」についてご紹介します。 外壁塗装の色褪せが起きる2つの原因 自宅と他の家と比べて色がくすんで見えると感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 家が古くて年季が入っているように見える原因は、色褪せが起きている可能性があります。 何故このようなことが起きてしまうのでしょうか。 ここでは外壁塗装において色褪せが起きる2つの原因についてご紹介します。 顔料中の結合が切断される 塗料の元となっている顔料は原子の結合から構成されています。 原子の結合には強弱があり、結びつきの強さを表しているのが結合エネルギーです。 原子同士の結びつきの強さを表す結合エネルギーが強すぎると、原子同士の結びつきが破壊されてしまいます。 そして原子の破壊によって結合が切断され、色味が変わり外壁で「色褪せ」が起こってしまうのです。 化学変化で物質が変化する 色褪せが起きるもう一つの原因は化学変化によって物質が変化してしまうことです。 化学変化は酸素・水・熱によって促進されます。 外壁は紫外線や雨にさらされており、化学変化が起きやすく色褪せになりやすいといえます。 色褪せの進行を遅らせる方法とは 色褪せは紫外線や雨などによる汚れ・カビが原因の自然現象で起こるため、完全に防止することはできません。 色褪せを起こりにくくさせる方法として 再塗装で色褪せを解消させる 塗装時に色褪せしにくい塗料を選ぶ などがあります。 ここでは色褪せの進行を遅らせ方法についてご紹介します。 再塗装で色褪せを解消させる 色褪せした外壁は再塗装することで色褪せの解消が可能です。 塗料の耐久性・建物の場所によって劣化スピードは変わりますが、新築もしくは塗装して10年以上経過した場合は色褪せが起こっている可能性が高いといえるでしょう。 色褪せがしにくい色とは? 色褪せの進行を遅らせる方法として、色褪せしにくい塗料を選ぶのは大切です。 ホワイト系・クリーム系・ブラック系など落ち着いた色は劣化しにくく、赤や緑など原色に近い鮮明な色は色褪せしやすいとされています。 とくにグレー・ベージュ・ブラウンは色褪せ以外に汚れも目立ちにくく、ほとんどの外観に合わせやすい落ち着いた色です。 外壁塗装色選びで悩んでいて色褪せがしにくい色を探している方は、これらの3色から選ぶことをおすすめします。 色持ちが良い塗料を選ぶ4つのポイント 外壁塗装は年数の経過とともに色褪せが起きるため、どんな塗料であってもいつかは塗装しなければいけません。 しかし塗料によって耐久性が違うため、色褪せする年数を長くすることで結果的に費用を抑えられます。 そのためには色持ちが良い塗料で外壁塗装をする必要があります。 ここでは耐久性の高い塗料を選ぶ4つのポイントについてご紹介します。 耐用年数が長い塗料を選ぶ 色褪せをしにくくするためには耐用年数が高い塗料を選ぶ必要があります。 耐用年数が高い塗料は紫外線の影響を受けにくく色褪せが起きにくいため、メンテナンスの頻度が抑えられるメリットも。 塗料の種類 耐用年数 ウレタン塗料 8~10年 シリコン塗料 10~15年 フッ素塗料 15~20年 無機塗料 20~25年 上記でご紹介した耐用年数はあくまで目安であり、日当たり具合や建物の立地などによって変化します。 また耐用年数が低い塗料は費用が安くなっており、耐用年数が高い塗料は費用も高くなってしまいます。 そのため自身の予算に合わせて塗料を選んでいくことは、非常に重要です。 劣化因子を制御する「ラジカル制御塗料」を使う 塗料には酸化チタンと呼ばれる物質が入っており、紫外線を浴びることで劣化因子のラジカルが発生し塗膜が破壊されてしまいます。 ラジカル制御塗料は塗膜劣化を防ぎ色褪せがしにくい性質を持っています。 耐久年数が高い塗料が予算オーバーとなる場合は、安めのラジカル制御塗料を使うことで同様の効果を得られるためおすすめです。 汚れが付きにくい「光触媒塗料」を選ぶ 光触媒塗料は塗膜を劣化させる紫外線を利用し、表面の汚れを分解して雨で洗い流すため、汚れが目立ちにくい特徴を持っています。 そのため色褪せから外壁を防ぎ長期にわたり自宅を守ってくれます。 しかし日当たりの悪い立地の場合は効果が発揮しにくいため、光触媒塗料を使う場合は外壁塗装業者へ事前に相談するようにしましょう。 艶あり塗料を選ぶ 塗料には「艶あり」「艶なし」の2種類があります。 艶なし塗料は艶消し剤を使うため塗料の耐久性が落ちてしまうデメリットがあります。 艶がないと水はけが悪く汚れやすいため、カビ・コケ・藻が発生し外壁塗装の劣化になることも。 色褪せが気になる場合は艶なし塗料を使わず、艶あり塗料を選択しましょう。 色選びで失敗しない3つのコツ 外壁塗装の工事費用は数十万円~数百万円もかかるため、色選びで失敗するわけにはいきません。 ここでは色選びでこだわっておきたい3つのコツについてご紹介します。 サイズの大きい色見本を使う 外壁塗装には面積効果と呼ばれ、塗装面積が大きいものと小さいもので見え方が違う現象があります。 色見本が小さいと明るい色は暗く感じ、暗い色は明るく見えてしまう場合も。 そのため色見本で見た実際の色と施工後の仕上がりイメージは違う色のように感じてしまいます。 色見本を使う場合はサイズの大きいものを使い、面積効果を考慮して塗装色を選ぶようにしましょう。 色見本を屋外で見る 色見本を使って外壁塗装色を選ぶ際は室内で確認する方が多いのでは。 色見本は光の当たり具合によって見え方が変わるため、実際の色が分かりにくくなっています。 また朝・昼・晩で光の色味に違いがあり、天候によっても見え方が変わります。 そのため色見本を確認する場合は室内では使用せず、屋外で確認を行うようにしましょう。 周囲の景観を考える 外壁塗装の色選びで失敗しない方法として、周囲の景観に配慮する必要があります。 地域によっては景観ガイドラインを定めているところもあり、違反すると「原状回復命令」「工事の施工停止」「色彩変更」などの措置を取られてしまう可能性があります。 外壁塗装を依頼する場合は居住地区に景観ガイドラインが発行されていないか、外壁塗装業者に確認するようにしましょう。 実績が豊富にある外壁塗装業者を選ぶ 色褪せの進行を遅らせつつ希望の色で塗り替えを行うのであれば、実績が豊富にある外壁塗装業者を選びましょう。 「塗り替え一番屋」は塗装専門店として塗料メーカーや足場・防水業者と業務提携を行い、原価を抑えて高品質な材料を仕入れております。 また施工は全て自社職人で行っており、これまでに名古屋市内で3,800件以上の実績も。 最新のカラーシミュレーションソフトを使い、専門のスタッフと納得がいくまで色選びの打ち合わせを行っています。 まとめ 外壁塗装はマイホームを所有していれば、いつかは必ず行うべきメンテナンスです。 年数の経過とともに色褪せは起きて、放置しておくと外壁材が変形しひび割れが起きる自体に。 ひび割れから水が浸入してしまうと、内部の木材に染み込んでしまい構造上の問題を起こす可能性があります。 外壁塗装を怠った結果、後々に大損害になったケースも。 色褪せが起きている場合は外壁塗装を行うサインの一つでもあるため、外壁塗装業者に相談するようにしましょう。 相談・見積もり・診断を無料で行っていますので、「塗り替え一番屋」までお気軽にお問い合わせくださいね。
2021.08.31(Tue)
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