外壁塗装の平米単価は?平米費用相場や計算方法を徹底解説!
2021.07.29 (Thu) 更新
外壁塗装の費用は複雑で分かりにくく、自宅の平米単価がどの位か知りたい方も多いのではないでしょうか。
業者に出してもらった見積もり価格が適正であるのかを判断するために、平米単価の相場を知る必要があります。
ここでは外壁塗装の費用相場について説明しつつ「外壁・屋根塗装の計算方法」「塗料の平均相場」「外壁塗装の費用が相場よりも高くなるケース」をご紹介します。
目次
外壁塗装の平米単価とは
1平米あたりの材料費・人件費などを含めたものがいくらであるのか表した「平米単価」。
平米面積と施行面積が分かれば、外壁塗装の費用が計算できます。
しかし算出した費用はあくまで目安であり、実際に価格設定した業者によって費用のばらつきがあるため、正確な見積り金額は業者が施行箇所を見て判断します。
外壁塗装の平米費用単価
外壁塗装の見積もりは作業の専門性が高く、施行会社によって内容が違うため精査するのは非常に困難とされています。
そこで、外装塗装の適正価格を知るために必要なのが平米単価です。
外装塗装の費用は「塗装面積×平米単価=塗装工事費用」が基本の計算方法となっています。
施行会社によって平米単価・1mあたりの単価に違いがあり、外壁塗装全体の金額にも大きな差が。
ここでは外壁塗装の平米単価の相場についてご紹介します。
塗装工事の平米単価の相場
住宅の外壁塗装工事に必要な平米単価の相場価格を見てみましょう。
外壁塗装工事 | 平米単価の相場価格 |
---|---|
丸太足場 | 500~800円/㎡ |
単管(パイプ)足場 | 600~800円/㎡ |
枠組足場 | 1,000~1,500円/㎡ |
単管ブラケット足場 | 700~1,000円/㎡ |
くさび(ビケ)足場 | 1,000~1,200円/㎡ |
はね出し足場/昇降階段 | 30,000~50,000円(1か所) |
高圧洗浄 | 200~250円/㎡ |
高圧洗浄(トルネード洗浄) | 300~500円/㎡ |
洗浄(薬剤洗い) | 500~800円/㎡ |
養生 | 300~500円/㎡ |
飛散防止ネット | 100~200円/㎡ |
ケレン(1種) | 3,000円~4,000円/㎡ ※一般住宅で行うことは少ない |
ケレン(2種) | 1,500円~2,000円/㎡ |
ケレン(3種) | 600円~1,000円/㎡ |
ケレン(4種) | 200円~400円/㎡ |
シーリング:打ち替え | 900~1,200円/m |
シーリング:打ち増し | 700~900円/m |
下地補修 | 1,700~2,500円/㎡ |
下塗り | 600~900円/㎡ |
下塗り(微弾性フィラー) | 900~1,200円/㎡ |
防水加工 | 3,150~3,350円/㎡ |
廃棄物処理・ゴミ処理、雑費 | 10,000~30,000円(一式) |
足場は種類が豊富にあり、それぞれに特徴が違うため単価相場にも違いがあります。
戸建て住宅の場合はサイズにもよりますが、足場代が20万円前後かかることが多いです。
上記の表は目安の相場であるため、依頼する業者ごとで請求される額に違いがあります。
自宅でどの程度の費用が必要であるのか、あくまで参考の一つとして使用してください。
サイディング材の平米単価の相場
建物の外壁に使用する外壁材の一種である「サイディング材」。
近年の住宅の多くがサイディング材を用いています。
外壁の主流となったサイディング材は、大きく4種類に分類されています。
ここではサイディングを張り替える場合の相場を材質ごとにご紹介します。
サイディング材の種類 | 平米単価の相場 |
---|---|
窯業系サイディングボード | 4,000円~6,000円/㎡ |
金属系サイディングボード | 3,000円~5,000円/㎡ |
木質系サイディングボード | 2,000円~3,000円/㎡ |
樹脂系サイディングボード | 3,000円~4,000円/㎡ |
塗料の平米単価の相場
外壁塗装の平米単価で最も重要なのが、使用する塗料の平米単価です。
塗料にはさまざまな種類があり、単価が高い塗料であるほど耐久年数が長くなるなどの違いが出てきます。
ここでは塗料の種類・耐久年数・塗料の平均単価についてご紹介します。
塗料の種類 | 耐久年数 | 平米単価 |
---|---|---|
アクリル樹脂系塗料 | 5~7年 | 1,000円~1,200円/㎡ |
ウレタン樹脂系塗料 | 8~10年 | 1,800円~2,000円/㎡ |
シリコン樹脂系塗料 | 7~10年 | 2,500円~3,500円/㎡ |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3,500円~4,500円/㎡ |
ラジカル制御塗料 | 12~15年 | 2,500円~4,500円/㎡ |
無機塗料 | 20~25年 | 5000円~5,500円/㎡ |
従来はウレタン樹脂系塗料が多く使われていましたが、近年ではシリコン樹脂系の方が耐久性が高いので主流になっています。
また最近ではシリコン樹脂系と相場がほとんど変わらないにもかかわらず、耐久年数が高いということでラジカル制御塗料が人気急上昇中です。
外壁塗装面積の求め方と費用について
30坪から40坪の2階建て住宅は外壁と屋根塗装を同時に塗り替えると、相場は80万円~120万円ほどと言われています。
外壁塗装の価格は平米単価で決まるため、外壁塗装面積が分かると費用がどのくらいかかるのかある程度の予測ができます。
また外壁塗装の見積もり段階で、面積が本当に正しい数値なのか悪徳業者に騙されていないかが分かります。
ここでは外壁塗装面積の計算方法と必要な費用についてご紹介します。
外壁塗装面積の計算方法と塗料の価格
外壁塗装の計算式は建物の坪数を利用しており、簡単に面積を割り出せます。
・外壁塗装の面積分にかかる塗料の計算式
外壁の面積=延坪×3.3(1坪あたりの㎡)×係数(1.2~1.7)
外壁塗装の係数は1.2~1.7とされていますが、一般的な数値の1.2を当てはめて使うと良いでしょう。
また外壁塗装工事で使用する塗料は、塗装する面積分の費用が必要です。
・塗装の面積分にかかる塗料の計算式
塗装の価格=塗装面積×塗料の平米単価
ここでは外壁面積に対して、塗料の平米単価と必要な費用についてご紹介します。
外壁面積 | 塗料の平米単価(中塗り・上塗り) | 合計金額 |
---|---|---|
20坪×3.3×1.2=79.2/㎡ | 79.2×2,500 | 198,000円 |
30坪×3.3×1.2=118.8/㎡ | 118.8×2,500 | 295,000円 |
40坪×3.3×1.2=158.4/㎡ | 158.4×2,500 | 396,000円 |
50坪×3.3×1.2=237.6/㎡ | 237.6×2,500 | 594,000円 |
60坪×3.3×1.2=396/㎡ | 396×2,500 | 990,000円 |
※塗装は3回塗りが基本で、「下塗り」「中塗り」「上塗り」に分かれています。
下塗りは下地専用の塗料を使うため、シリコン塗料を使用した場合の「中塗り」と「上塗り」の2回分で計算しています。
屋根の塗装面積の計算方法と塗料の価格
外壁塗装工事以外に屋根塗装工事も同時に行う方もいらっしゃるでしょう。
屋根面積は図面があれば正確な計算が可能です。
しかし図面を持っていない方もいらっしゃるでしょう。
その場合は1階の床面積が分かれば屋根の面積が求められます。
・屋根塗装の面積分にかかる塗料の計算式
屋根面積=1階の床面積×係数(1.5)
ここでは屋根の塗装面積の計算方法と塗料に必要な費用についてご紹介します。
屋根面積 | 塗料の平米単価(中塗り・上塗り) | 合計金額 |
---|---|---|
40㎡(床面積)×1.5=60㎡ | 60×2,500 | 150,000円 |
50㎡(床面積)×1.5=75㎡ | 75×2,500 | 187,000円 |
60㎡(床面積)×1.5=90㎡ | 90×2,500 | 225,000円 |
70㎡(床面積)×1.5=105㎡ | 105×2,500 | 262,500円 |
80㎡(床面積)×1.5=12㎡ | 120×2,500 | 300,000円 |
90㎡(床面積)×1.5=135㎡ | 135×2,500 | 337,500円 |
100㎡(床面積)×1.5=150㎡ | 150×2,500 | 375,000円 |
※外壁塗装面積と同様に、シリコン塗料を使用した場合の「中塗り」と「上塗り」の2回分で計算しています。
外装塗装費用が相場よりも高くなるケース
外積塗装費用を自分で計算したものの、実際には相場よりも高くなるケースがあります。
費用が高くなる場合はいくつかの原因があります。
自宅がそれらに該当しないかどうか理解した上で、外装塗装を依頼するようにしましょう。
家の構造が複雑になっている
外装に凸凹が多い場合や屋根が複雑な形状になっているなど、造りが複雑な家は塗装面積や付帯部が多くなり、住宅の塗装費用が相場よりも高くなるケースがあります。
例えば「軒天の面積が大きい」「窓の数が多い」「サンルームが設置されている」などです。
塗装面積が少しの場合でも数千円~数万円の差が出てしまうため、該当する際は専門業者に見積り依頼をしましょう。
経年劣化により補修箇所が多い
築年数の古い家は外壁に劣化症状が出てしまいます。
症状がひどくなると塗装だけでは解消できなくなり、補修費用が余分に掛かってしまいます。
補修作業を放置すると、さらに劣化が進み費用が大きくなってしまいます。
外壁に触り白い粉が手に付着する状態は「チョーキング現象」と呼ばれ、外壁塗装する時期であると考えましょう。
色褪せや汚れに関しては緊急性がないため、様子を見るだけで大丈夫です。
しかし塗装が弱くなっている証拠の一つでもあるため、外壁塗装をする費用の準備を始めても良いでしょう。
住宅同士の距離が近い
住宅同士の距離が近すぎると、足場が狭く作業のスペースが取りにくい場合はあります。
例えば「狭くて移動ができない」「足場が近すぎて塗装が困難」「足場の上がり下がりがしにくい」などが原因で、作業効率が下がる場合があります。
30分で終わる作業が1時間かかってしまうなど、作業効率が下がると塗装業者は利益を出しづらくなります。
塗装業者がどのような判断を下すのかは見積もりしてみないと分かりませんが、このようなケースは費用が高くなることを覚えておきましょう。
外壁塗装の平米単価をお得にできる業者とその理由
「塗り替え一番屋」では少数精鋭の自社職人のみを採用しており、外注での依頼は一切しておりません。
余計な業者を間に挟まずに塗装作業を行うため、原価が他の会社よりも安く抑えられています。
さらに国家1級塗装技能士が在籍しているため、高品質でスピーディな作業を実現しています。
当社は名古屋市(中川区・港区・中村区・熱田区)で地域密着型の外装塗装専門業者です。
今まで外装塗装・屋根塗装・雨漏り工事など施工実績は3,800件以上。
「塗り替え一番屋」が選ばれる理由は7つあります。
- ①・専門店だから選ばれる
- ②・施工実績で選ばれる
- ③・国家資格・責任施行で選ばれる
- ④・詳細見積もりと現場管理で選ばれる
- ⑤・地域密着で選ばれる
- ⑥・ショールームで選ばれる
- ⑦・職人の人柄で選ばれる
名古屋市在住の方で外壁塗装を検討中の方は、WEB・電話で無料見積もりを行っていますので、当社までお気軽にお問い合わせください。
まとめ
外壁塗装は相場が分かりにくく専門業者であっても、費用にばらつきがあります。
そのため安い施工費用で高品質な作業を行ってくれる業者を探すのは、非常に大変です。
「塗り替え一番屋」は施工実績が3,800件以上と豊富な経験があり、自社職人のみを採用しています。
完了チェックも100%社長が対応し品質を確認しており、施行後5年・10年ごとに定期点検する長期保証制度も行っています。
「外壁塗装」「屋根塗装」「雨漏り工事」などでお悩みの方は、無料で相談・見積もり・診断を行っています。
相見積もりも大歓迎ですので、ぜひ「塗り替え一番屋」までご連絡ください。