【家の外壁がALCですが最適な塗料は何ですか?】
2025.06.18 (Wed) 更新
こんにちは。 名古屋市中川区・中村区・熱田区の外壁塗装・屋根塗装専門店、塗り替え一番屋です!! いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
良い質問です!
ALC(軽量気泡コンクリート)外壁には特有の性質があるため、それに合った塗料選びがとても重要です。
目次
🧱 ALC外壁の特徴
多孔質(スカスカしていて吸水しやすい)
防水性が弱い → 雨水を吸い込みやすい
クラック(ひび割れ)を起こしやすい
断熱性・耐火性に優れている
➡︎ そのため、塗料には以下の性能が求められます:
✅ ALC外壁に求められる塗料性能
高い防水性
柔軟性(ひび割れへの追従性)
密着性・耐久性の高さ
透湿性(内部の湿気を逃がす)
🎨 ALCに最適な塗料タイプ
塗料の種類 | 特徴 | ALCとの相性 |
---|---|---|
シリコン塗料(ラジカル制御型含む) | コスパ◎/耐久10~15年 | ◎(人気) |
フッ素塗料 | 高耐久/防水性が非常に高い | ◎(長持ち) |
無機塗料 | 最上級の耐久性(20年~) | ◎(長期保護) |
弾性塗料(微弾性フィラー併用) | ひび割れに強い/下地調整材と併用 | ◎(ひび割れ対策) |
🧪 おすすめの製品(例)
製品名 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
アレスダイナミックTOP | 関西ペイント | ラジカル制御型シリコンでコスパ◎ |
ファイン4Fセラミック | 日本ペイント | 高耐久フッ素でALCにも強い |
エスケープレミアム無機 | エスケー化研 | 無機×有機のハイブリッド、超高耐久 |
アレスホルダーGⅡ + 上塗り塗料 | 関西ペイント | 微弾性フィラーでひび割れ対策に◎ |
💡 ワンポイントアドバイス
「下塗り材」が非常に重要です!
→ 吸水しやすいALCには、専用のシーラーや微弾性フィラーが必要。通気工法のALCには透湿性も重視する
ひび割れが多い場合は「弾性塗料」や「補修材」と併用
築33年でコーキング(シーリング)が劣化しているということは、外壁の防水性がかなり低下している可能性があります。
ALC外壁でこの状態なら、適切な補修+塗装の組み合わせが非常に重要です。
🏠 状況まとめ
築33年 → ALCの耐久は高いが、塗装やシーリングの寿命は超えている
コーキング劣化 → ひび割れ・剥離・水の侵入のリスク大
外壁塗装は今回が初めて or 長期間メンテナンスしていない → 劣化が進行している可能性あり
🔧 必須のメンテナンス内容(おすすめ)
① コーキングの打ち替え
**「打ち直し」ではなく「打ち替え」**が基本(古いシーリング材を撤去)
**高耐久タイプのコーキング材(例:オートンイクシードなど)**を使うと安心
ALCは目地が多いので、丁寧なコーキング処理が命です
② 下地処理+塗装(3工程)
下塗り:微弾性フィラーや専用シーラーで吸水防止+クラック補修効果
中塗り・上塗り:耐久性の高い塗料(フッ素か無機がおすすめ)
🎨 今の状態におすすめの塗料プラン
塗料種別 | おすすめ理由 | 耐用年数 |
---|---|---|
フッ素塗料 | コーキングの劣化が再発しにくく、外壁の保護力が高い | 約15~20年 |
無機塗料(ハイブリッド) | さらに高耐久・高防水。1回の塗装で長持ちさせたい方に◎ | 約20~25年 |
シリコン(ラジカル制御型) | コストを抑えつつ10年持たせたい場合に | 約10~13年 |
💰 費用イメージ(30坪前後の住宅の場合)
内容 | おおよその費用 |
---|---|
コーキング打ち替え(全面) | 15~万円 |
外壁塗装(フッ素) | 80~100万円前後 |
外壁塗装(無機) | 90~120万円前後 |
※実際の価格は塗料の種類・面積・地域によって異なります。
✅ 業者選びのポイント(再確認)
「ALC専門の実績があるか」
「コーキングの施工方法が打ち替えかどうか」
「塗料名・下塗り材名・施工内容が明記されているか」
長期保証(最低5~10年)があるか
📌 結論(あなたの場合)
築33年・コーキング劣化ありのALC外壁には、
🔹 **「コーキング全面打ち替え+フッ素または無機塗料」**の組み合わせが最適です。
🔚 まとめ
ALCには「防水性・柔軟性・耐久性」が高いシリコン・フッ素・無機塗料がおすすめ。
ひび割れが気になる場合は、弾性塗料+下塗り対策が効果的です。
サッシ廻りのコーキングも「基本的に打ち替えが必要」です。特に築33年で劣化が進んでいる場合は、しっかりとメンテナンスしておかないと雨漏りや内部腐食の原因になります。
🪟 サッシ廻りのコーキングについて
✅ 打ち替えが「必要な理由」
サッシと壁の隙間から雨水が侵入しやすい箇所
コーキングが劣化すると水が内部のALCに染み込む
一度水が入ると内部腐食やカビ、断熱材の劣化のリスクあり
🔧 打ち替えと打ち増しの違い
方法 | 内容 | サッシ廻りへの適性 |
---|---|---|
打ち替え | 古いコーキングを全て除去し、新たに打ち直す | ◎(基本的に推奨) |
打ち増し | 古いコーキングの上から新しいものを重ねる | △(緊急用 or 下地が問題ないとき限定) |
▶ サッシ廻りは、下地が金属や樹脂のため「打ち増しでは密着不良を起こしやすい」です。
➡ だからこそ、「打ち替え」が原則になります。
💡 注意ポイント
「ALCパネルの目地は打ち替え、サッシ廻りは打ち増し」だけの業者もいますが、これは省コスト優先の施工です。
しっかりした業者は「サッシ廻りも打ち替え」と明記しています。
✅ チェックすべきこと(見積もり時)
サッシ廻りも**「打ち替え対象」か確認**
「使用するシーリング材の種類・メーカー名」が記載されているか
**変成シリコン系または高耐久タイプ(例:オートンイクシードなど)**が使われているか
📌 結論
ALCのサッシ廻りのコーキングも、基本は打ち替えが必要です。
築年数的にも、外壁目地と一緒にしっかり補修しておくことで雨漏りや内部劣化を防げます。
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塗り替え一番屋では、私が職人出身ということもあり、他社にはない「技術力」という点にこだわっております。なぜなら、塗装は同じ塗料・同じ道具・同じ工程で行ったとしても、職人の技術力によって品質が大きく変わってくるからです。
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今後ともよろしくお願いいたします。
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