外壁塗装ってやらなきゃダメ?メリット・デメリットを解説!
2021.10.26 (Tue) 更新
外壁塗装には外観を整えるほかにも「家の耐久性を上げる」「省エネ効果を上げる」といったメリットがあります。
適切な時期に適切な処置をすることで、より快適な住まいにできるのです。
しかし、外壁塗装はどうしても費用がかさんで負担が大きくなりやすいだけでなく、音や臭いでご近所さんに迷惑をかけてしまうこともあるもの。
そのためつい施工を先延ばしにしてしまっている方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、外壁塗装を行うメリット・デメリットとともに、塗料の特徴や費用相場についてもご紹介します。
まずは、外壁塗装そのもののメリット・デメリットを詳しく確認してみましょう。
目次
外壁塗装をするメリット
そもそも外壁塗装をするメリットとして「綺麗になる」以外に何かあるの?とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は外壁塗装には、耐久性・省エネ・美観と、大きく分けて3つのメリットがあります。
しかし、塗装をするだけでどうして耐久性や省エネにまでよい影響が出るのでしょうか。
それぞれ詳しくご紹介します。
耐久性が向上する
外壁塗装に使用する塗料には、外壁材をコーティングし長くもたせる「塗膜」としての役割があります。
耐久性や防水性・防汚性をあげて、家の寿命を延ばしてくれるのです。
外壁塗装工事をして年数がたつと、塗料はその機能性を維持できなくなり以下のような症状が出ます。
- 壁がはがれてくる
- 塗料が浮いてしまう
- 外壁材の反りが確認できる
- 雨水が浸食したことによる腐食が起こる
- 湿気を吸った外壁材や木材に白アリが集まる
こうした状態で放置していると家そのものへ大きなダメージが加わり、最悪の場合は家自体を建て替える必要が出てくることも。
外壁を放置して家が駄目になってしまうよりも、10年単位で塗装を行いしっかりガードする方が支出も抑えられます。
家に長く住んでいくためには、外壁塗装を行う必要があるのです。
省エネ効果が期待できる
夏に涼しく冬に温かい、そんな家が理想の方も多いでしょう。
外壁塗装で用いる塗料には断熱性能・遮熱性能が期待できるものもあり、しっかり塗装を行うことで暑さ寒さを軽減できます。
熱が逃げにくいため空調を強く効かせなくても快適に過ごすことができ、省エネ・節電につながります。
また遮熱・断熱性能のない塗料を使った場合でも、きちんと耐用年数に従って塗り替えを行うことで外壁のひび割れを防止でき、隙間風の吹かない家を保つことが可能です。
快適な住環境に整えたいと思ったら、外壁塗装・外壁材・屋根塗装などにも注目してみましょう。
美観を保つ
外壁塗装をすれば、真新しい塗料の塗られた綺麗な外壁に生まれ変わります。
色あせやくすみが消えたりヒビや藻がなくなったりすることで、新築のときを思い出す綺麗な我が家になるでしょう。
また外壁塗装を行うことで、思い切ったカラーチェンジも可能です。
クリーム系の色から青・赤を取り入れた配色にしてみたり、ツートンカラーのおしゃれな色にしてみたり、気分転換になる塗装をするのもおすすめです。
<施工例:外壁塗装前>
<施工例:外壁塗装後>
施工例:施工事例 S様邸
「塗り替え一番屋」ではカラーシミュレーションやカラー提案を無料で行っていますので、色選びに迷ったらお気軽にご相談ください。
カラーシミュレーション 詳しくはこちら:外壁・屋根の色えらび
外壁塗装をするデメリット
外壁塗装は、費用面・生活面それぞれでデメリットがあります。
費用面に関しては、一度の外壁塗装で70~100万円程度がかかることが挙げられます。
もちろん家の状態・塗装面積・使用塗料で金額は変わりますが、安い買い物ではないことは確かです。
10年に一度の外壁塗装はライフイベントともタイミングが重なりやすいため、タイミングを見定めて取り掛かる必要があります。
一方生活面では、外壁塗装の期間中は窓が開けられないこと・ご近所への配慮が必要なことが挙げられます。
外壁塗装工事中は養生テープと養生シートで窓をマスキングするため、換気で窓を開けることができません。
また工事中の人の出入り・音・臭いなど、ご近所の方へあいさつ回りをして説明する必要もあります。
気を使うことも多いため、人によっては大きなデメリットと感じることもあるでしょう。
外壁塗装における塗料の特徴と費用相場
外壁塗装の費用やその後の快適性に関係してくる塗料ですが、何種類あり、特徴はどういった違いがあるのかご存じの方は少ないのではないでしょうか。
さまざまな塗料が発売されていますが、主にアクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・断熱・無機の7種類に分けられます。
アクリルがもっとも安価で1,000~1,800円/㎡、後方へ進むにつれて価格が高くなり、無機になると3,500~5,500円/㎡などが目安です。
それぞれの塗料について、詳しく確認していきましょう。
発色が特徴的なアクリル塗料
- 耐用年数:6~7年
- 費用相場:1,000~1,800円/㎡
- 特徴:発色がよい・安価
アクリル塗料は安価なため、10~20年前まで使われることの多かった塗料です。
発色がよいものの、耐用年数が短くお手入れが頻繁に必要となります。
塗装に対する費用対効果を重視したい方には不向きです。
弾性のあるウレタン塗料
- 耐用年数:8~10年
- 費用相場:1,400~2,500円/㎡
- 特徴:外壁材の割れを防ぐ弾性・伸縮性がある、密着性に優れる
密着性があるため複雑な形状の壁にも対応できる・はがれにくい・光沢がある・塗りやすい、とメリットの多い塗料です。
塗料の価格と機能性のバランスがよく、選んで損はない塗料のひとつと言えるでしょう。
コスパに優れるシリコン塗料
- 耐用年数:10~12年
- 費用相場:1,800~3,500円
- 特徴:シリコン樹脂が主成分の塗料。コストパフォーマンスが高く紫外線にも強い
価格は比較的安価なのに耐用年数が長めと、コストパフォーマンスが高い塗料です。
弾力性・耐久性にも優れ、一度塗装すれば長期間もちます。
近年主流となっている塗料で、「塗り替え一番屋」でも取り扱いがあります。
詳しくは「シリコン塗装プラン」をご確認ください。
<シリコン塗料施工例 施工前>
<シリコン塗料施工例 施工後>
詳しくはこちら:Hアパート外壁塗装工事(溶剤シリコン塗料)
劣化因子を抑制するラジカル塗料
- 耐用年数:8~13年
- 費用相場:2,500円~/㎡
- 特徴:塗料が内側から劣化因子(ラジカル)を抑えて塗膜を守る最新塗料
劣化因子(ラジカル)を制御することでチョーキングを抑制し、外壁を長持ちさせる最新塗料です。
2012年以降塗料メーカーから発売され、近年使われることが増えています。
耐久性が高いフッ素塗料
- 耐用年数:15~20年
- 費用相場:3,000~5,000円/㎡
- 特徴:紫外線や酸性雨に強く、耐熱性や耐寒性にも優れた高性能な塗料
比較的費用相場が高いものの、その高い機能性により選ばれることの多い塗料です。
「塗り替え一番屋」でも取り扱いがあり、多くの外壁塗装に選ばれてきました。
詳しくは「フッ素塗料プラン」をご確認ください。
<フッ素塗料施工例 施工前>
<フッ素塗料施工例 施工後>
詳しくはこちら:K様邸施工事例
快適に過ごせる断熱塗料
- 耐用年数:15~20年
- 費用相場:3,800~4,000円/㎡
- 特徴:冬は暖かく夏は涼しい。省エネ効果が期待できる
断熱性能に優れているため、夏や冬も快適に過ごしやすくなるのが最大の特徴です。
価格は高めであるものの、耐用年数も長くコストパフォーマンスが高い塗料のひとつと言えるでしょう。
「塗り替え一番屋」でも取り扱っていますので、詳しくは「ハイグレード断熱塗装プラン」をご確認ください。
<断熱塗料施工例 施工前>
<断熱塗料施工例 施工後>
詳しくはこちら:M様邸 外壁塗装工事施工事例
長持ちさせたいならこれ 無機塗料
- 耐用年数:20~25年
- 費用相場:3,500~5,500円/㎡
- 特徴:紫外線で劣化しない無機質が配合されており、耐候性・防水性が高い
紫外線・雨・風・塩害など過酷な気候条件にも強い、外壁を長持ちさせたい場合にもっともおすすめの塗料です。
費用相場は高いものの、人気の塗料のひとつです。
「塗り替え一番屋」でも取り扱いがありますので、詳しくは「プレミアム無機塗装プラン」をご確認ください。
<無機塗料施工例 施工前>
<無機塗料施工例 施工後>
詳しくはこちら:I様邸 其の三
ハウスメーカー・塗装専門店どちらを選ぶべき? 依頼先のメリット・デメリット
外壁塗装工事の依頼先としてハウスメーカーと塗装専門店の選択肢があり、どちらを選ぶべきなのか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハウスメーカーと塗装専門店には、実は以下のような違いがあります。
塗装専門店へ依頼した場合のメリットは、価格と工事品質・工事体制の2点が挙げられます。
ハウスメーカーへ依頼した場合は中間マージンが発生し、塗装専門店に依頼するよりも高くなる傾向にあるのです。
マージンが加わらない専門店へ依頼した方が、費用を安く抑えたり、その分よりよい塗料を使ったりすることもできます。
また工事体制・工事品質も、自社施工の専門店に依頼する方が安心できます。
経験の浅い人材が塗装をするのではなく経験を積んだ職人が塗装を手掛けるため、より高品質な塗装ができます。
なぜ自社施工の外壁塗装専門店の方が安くて高品質が期待でき、安心して任せられるのかご納得いただけたのではないでしょうか。
そんな外壁塗装専門店のなかでも、高い品質・低価格・アフターフォローが充実し安心なのが「塗り替え一番屋」です。
「塗り替え一番屋」は完全自社施工で、少数精鋭の職人たちが丁寧に塗装を仕上げます。
ほかの業者を入れずポータルサイトへの登録も行っていないため、より低価格で施工が可能です。
また名古屋市のみを対象地域とした地域密着型の塗装専門店のため、なにかあればすぐに駆け付けます。
外壁塗装にお悩みで名古屋市にお住まいの方はぜひ「塗り替え一番屋」へご相談ください。
外壁塗装をするならいつ?季節ごとのメリット・デメリット
外壁塗装を依頼する業者の方向性が決まったら、次はいつ工事を依頼するのかを決めなければなりません。
外壁塗装は通年可能ですが、季節ごとにメリット・デメリットがあります。
それぞれの季節と外壁塗装工事の関係を確認してみましょう。
季節 | メリット | デメリット |
春 | ・塗装条件に合う気候で、外壁塗装をするのに向いている | ・人気の季節で、予約が埋まりやすい傾向がある |
梅雨 | ・予約が空く傾向 ・施工スケジュールが空くこのタイミングでお得なキャンペーンをしている業者も | ・雨や湿度により施工が延期になることも |
夏 | ・からっとした気候のため、施工に向いている | ・ゲリラ豪雨や台風により施工が延期になる場合がある ・ネットや養生テープを貼るため、天気がよい日も窓を開けられなかったり洗濯ものの外干しができなかったりする ・空調は利用できるが、時折室外機が排気・吸気をうまくできず効きが悪い場合もある ・飛散防止シートで覆われるため、室内に熱が籠もりやすい ・8月前半はお盆前の駆け込みで予約が埋まりやすい |
秋 | ・塗装条件に合う気候で、外壁塗装にぴったり | ・春と同じく人気の季節で、予約が埋まりやすい傾向にある |
冬 | ・年内に塗り替えをし、綺麗な外壁で新年を迎えられる | ・5℃以下では塗装ができないため、冷え込む日や夜露が出た日、寒冷地では工期が延びる可能性がある ・日照時間が短いため1日の施工時間が長く取れず、工期を長めにとる必要がある ・積雪エリアでは11~3月あたりまで施工ができない場合もある ・年内の駆け込みで予約が埋まりやすい |
上記の通り、春・秋がもっとも施工がスムーズに終わりやすいものの予約が取りにくい傾向にあります。
早めに予約を入れるか、ほかの時期も検討してみましょう。
まとめ
外壁塗装工事は美観を保つだけでなく、家の耐久性をあげる、省エネ効果がある、などさまざまなメリットがあります。
使用する塗料によっては、チョーキングが起きにくかったりひび割れが起きにくかったりするといった特徴も。
塗料ごとに価格はさまざまなので、機能性と価格のバランスを見て決めることが重要です。
しかしいくら高い塗料を使用したからといっても、杜撰(ずさん)な工事をする業者では塗料をいかせないどころか、数年後に再塗装が必要になるようなケースも珍しくはありません。
しっかりした高品質の施工・価格が安い塗装専門店へ依頼するなら、ぜひ完全自社施工・地域密着型の専門店「塗り替え一番屋」へご相談ください。