【外壁塗装補修】補修費用や日数・DIYできる範囲を解説
外壁に異常がでた場合は、症状にあった補修を行う必要があります。 しかし補修しなかったらどうなるのか、費用や日数はどれくらい必要なのかなど、わからないことも多いもの。 なかには、外壁塗装の補修はDIYで済むと聞いて全部自分で仕上げてみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 外壁塗装の補修に必要な材料も市販されていますが、なかには業者へ依頼すべき症状もあり、すべて自分で対応しようとするのは危険です。 そこでこの記事では、外壁塗装の補修で行う内容や、どんな症状なら個人で対応できるのかなどもご紹介します。 まずは、外壁塗装の補修がなぜ必要なのかから確認してみましょう。 外壁を補修する意味とは?放置したらどうなる? 外壁塗装の補修は、家を守るために必要な作業です。 長年住んでいると細かなひび割れや塗装の剥離といった症状が出ますが、それをそのまま放置しておくと外壁内部にダメージが蓄積し外壁張替えや家の建て替えが必要になることもあります。 外壁塗装をしておけば60~100万円程の出費で済んだはずが、建て替えが必要になってより莫大なお金が必要に…といった事態を招く可能性も否定できません。 外壁塗装は、家を覆う外壁材を塗膜で守る保護剤の役割を担っています。 そのため外壁塗装に異常が出た場合は、しっかりと早めに対処する必要があるのです。 外壁補修は「部分補修」と「全面補修」に分かれる 外壁塗装の補修には、出ている症状の種類・程度によって部分補修と全面補修に分けられます。 部分補修となるか全面補修となるかで、当然補修にかかる費用も変わります。 しかし、どういった症状であれば部分補修で済み、どこからが全体補修になるのでしょうか。 それぞれご紹介します。 外壁の部分補修になる症状 まずは比較的費用を安く抑えられる部分補修について見ていきましょう。 部分補修は、クラック・サビの補修やコーキングの補修が該当します。 それぞれ症状が出ている場所や程度にもよりますが、足場が不要な場合も多く短期間・低価格で終えられる傾向にあります。 もちろんクラック・サビ・コーキングの劣化が外壁全般に広がっていれば全面補修となり、足場が必要になる場合は費用が高く期間も長くなる可能性もある点に注意しましょう。 全面補修(外壁塗装)になる症状 次に全面補修、つまり外壁塗装工事になる症状を確認しておきましょう。 全面的に手を入れる必要のある症状としては、以下のケースが挙げられます。 外壁全面にひび割れや塗装の膨れ・剥がれが起きている チョーキングや色あせが出ている 部分補修と比較して、10~20万円程度の足場代がかかる、広範囲への塗料・塗装剤の費用がかかるなど、期間は長く、費用も高くなる傾向にあります。 加えて外壁材への影響が大きい場合は、状態によっては外壁材の張替えから必要になり、余計費用がかかる場合も。 こまめなお手入れや補修により外壁材の早期張替えは避けられるため、日ごろから気にかけておくと支出を低く抑えられます。 自分で応急処置ができる症状・できない症状 「外壁塗装のDIY」を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 軽度の症状であれば、DIYをしてご自身で応急処置できる症状もあります。 しかし、どの程度まで自分で補修してよいものなのでしょうか。 ここではクラック・カビ・コケ・チョーキング・塗料の剥がれや膨れといったケースについて、応急処置が可能かどうかご紹介します。 「費用をかけずに済むならDIYも検討したい」と考えている方は、一度チェックしておきましょう。 【自分で対応可】ヘアークラック(ひび割れ) 外壁のひび割れの中でも特に細く、深さのない「ヘアークラック」と呼ばれる症状は、ご自身で対応していただくことも可能です。 ヘアークラックとは、幅0.3mm未満に収まる、まるで髪の毛のような細さのひび割れを言います。 「その程度でも対処が必要なの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、こうした細いひびでも雨水が浸水することも。 対処できる場合は、しっかり処置しておくと安心です。 ご自身で対応する場合は、ホームセンターなどで市販されている補修材を使用します。 スプレー式のリペア材や水を加えて希釈し塗り込むタイプなど、いくつか種類があるため使いやすそうなタイプを選びましょう。 【自分で対応可】カビ・コケの洗浄 外壁周辺の空気が通りにくかったり、湿潤な気候の地域にお住まいだったりする場合に悩まされるのがカビ・コケです。 外壁に生えてしまったカビ・コケは重度のものであれば業者対応が必要ですが、軽度であればご自身でお手入れしていただくこともできます。 日々お手入れし気にかけておくことで、頑固な汚れになることもなく綺麗な外観を保てるでしょう。 お手入れの際は外壁塗装用の洗浄液が市販されているため、洗浄液とやわらかいスポンジを使い丁寧にお手入れをしてみてください。 【業者へ依頼】チョーキング・色あせ・剥がれ・膨れ 「外壁全体の色がくすんで見える」「外壁をこすると白い粉のようなものが手に付く」「外壁に剥がれやふくらみがある」 そういった場合は塗料が機能性を発揮できる期間を過ぎている証拠なので、塗装業者に外壁塗装工事を依頼しましょう。 外壁塗装に使用する塗料には耐用年数が定められており、だいたい10年前後で塗り替え時期に差し掛かります。 もちろん、過酷な気候にさらされダメージが蓄積されていればその時期はより早まり、上記のような症状が出てしまうのです。 外壁材を保護し、家の寿命を延ばすためにも早めに塗り替えを行うようにしましょう。 外壁補修工事の平均補修費用・日数 外壁補修工事・外壁塗装工事を依頼するとしたら、どれくらいの費用と日数が必要でしょうか。 以下の表に主な症状と相場・日数の目安をまとめましたので、参考にしてみてください。 症状 金額 日数 ひび割れ 1万~10万円 1~2日 コーキング補修 打ち替え 30~50万円(900~1,200円/㎡) 1~2日 打ち増し 25~40万円(500~900円/㎡) 1~2日 外壁塗装(チョーキング・全面のひび割れなど) 60~100万円 2週間 サイディングの張替え カバー工法 120~200万円 2~3週間 張替え工法 180~300万円 2~3週間 高圧洗浄 100円~300円/㎡ 1日 サビ 200~2,000円/㎡ - 穴・へこみ・欠け・傷 1~6万円/箇所 - カビ・藻・コケ 2~5万円 - またもちろん外壁のダメージの大きさや壁の内部の状況などによっては、相場よりも高い・日数が長い予想になる場合もあるうえ、症状が壁面上部にも認められた場合はここに足場代も加わることがあります。 あくまで目安としてご参照ください。 外壁補修で外壁塗装業者を選ぶ際のポイント 自分で手を加えるよりも安心、と外壁補修を業者に依頼しようとすると、どの業者に依頼すれば安心なのか迷ってしまうでしょう。 特に、以前外壁塗装工事をした経験がある場合は、同じ業者へ依頼するべきか変えてもよいのか判断に困ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そこでここからは、外壁塗装業者を選ぶ際に確認しておくべきポイントをご紹介します。 前回の塗装からの期間をチェック 以前外壁塗装工事を行ったことがある場合は、前回実施した工事からどれくらいの年数が経っているか確認しておきましょう。 施工から1年以内にもかかわらず外壁のひび割れや塗料の剥がれが起きている場合、当時依頼した塗装業者に問い合わせをすれば無償で補修をしてくれる場合があります。 外壁塗装は10年前後が目安、と言われているように、塗料は長い期間もつものです。 そのため2~3年など短期間で不具合が起きた場合は施工不良が考えられます。 ただし2~3年経っておりアフターフォローのない場合は、無償補修してもらえないケースが多いため、注意が必要です。 信頼できる外壁塗装業者に依頼する はじめて外壁塗装を行う場合や、前回塗装工事をしてから年月が経っていてアフターフォローが利用できない場合には、新しく業者を探す必要があります。 しかし残念ながら、外壁塗装へ関わる業者の中には「悪徳業者」といわれるような杜撰(ずさん)な施工をする業者もいます。 きちんと丁寧な施工をする業者を見極めるのに重要な3つのポイントをご紹介しますので、一度チェックしておきましょう。 相見積もりをとって価格を比べる 外壁塗装を依頼する際は、必ず相見積もりをとっておきましょう。 見積もりに記載されている価格が高すぎたり低すぎたりする場合は、悪徳業者である可能性があります。 また見積もり内容に「○○一式」といった「何がいくつ必要で、そのためいくらかかる」といったポイントのわからない記載方法をしている場合は、追加費用や対象範囲などでトラブルになりやすいため注意しましょう。 もし相見積もりをとっても不安が残る場合は、国土交通大臣指定の相談窓口「住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)」でチェックしてもらうことも可能です。 不安事項は解消してから依頼するようにしましょう。 工期をチェックする 価格・見積もりの記載の次にチェックしておきたいのは、工事にかかる日数です。 外壁補修の場合は1~2日程度で済む作業も多いですが、外壁塗装となると10日~2週間程度の期間が必要になります。 それは、外壁塗装には11もの工程が必要になるため。 一週間以内の施工を宣伝しているなど、極端に工期が短い業者は工程を省いたり手抜きしていたりする可能性があります。 外壁塗装にかかる日数や具体的な工程については「外壁塗装の作業期間目安って何日?短すぎる業者には要注意!」で詳しくご紹介しているため、あわせてチェックしてみてください。 対応地域をチェックする 外壁塗装には、その地域の気候も大きく関係します。 地域の気象状況や湿度に合わせて塗装できるかどうかは、使用する塗料の耐年数にもよるため、地域密着型の外壁塗装専門店に依頼するのが安心です。 また地域密着型の専門店であれば、何かトラブルがあったときもすぐに駆けつけられるメリットもあります。 「塗り替え一番屋」は、名古屋市で外壁塗装・屋根塗装を行っている地域密着型の塗装専門店です。 名古屋市内にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 DIYで外壁補修に臨む場合の注意点 外壁の状態を確認し、ご自身で対応できる範囲だった場合はどういった点に注意してDIYへ臨むべきでしょうか。 最後に、DIY時の注意事項を2点ご紹介します。 あくまでも軽度の補修にとどめる 外壁の応急処置は、あくまでも軽度の症状に対応する程度にとどめておきましょう。 外壁塗装の劣化状況はパッと見だけでわかるものではなく、見た目は大丈夫そうに見えても内部の外壁材が劣化している可能性もあります。 家の内部にまでダメージが及んでいる場合に応急処置のみで放置してしまうと、記事冒頭でお伝えしたように張替え・建て替えの必要ができ多大な出費となってしまうことも。 もし心配であれば、家診断・外壁診断を専門業者に依頼するのもおすすめです。 「塗り替え一番屋」は無料で外壁診断を行っており、診断後は診断書に報告をまとめてお客様へお渡しします。 もちろん強引な勧誘などはしませんので、心配なことがありましたら「無料屋根外壁診断」よりご相談ください。 高所作業をしない 「外壁にひび割れ・コケがあるけれど、手が届かない」そんなときは、専門業者へ任せましょう。 脚立やはしごを使う場合、バランスが悪く不安定ななかで作業を行わなくてはなりません。 不安定ななかでの作業は危険が伴うだけではなく、風にあおられれば落下し大けがをする恐れがあります。 高圧洗浄なら100円~300円/㎡目安でできるため、無理せずしっかり汚れを落とすようにしましょう。 まとめ 外壁塗装の補修は、お客様ご自身でも応急処置ができる場合があります。 ヘアークラックの補修・カビやコケの洗浄は、日ごろから意識しておくと安心です。 しかし深いひび割れや外壁全体の色あせ・チョーキングなどは、本格的な外壁塗装が必要です。 早めに対処することで外壁材へのダメージを軽減し、外壁の張替えや家の建て替えを回避できます。 「塗り替え一番屋」は名古屋市で外壁塗装・屋根塗装を行う塗装専門店です。 上記のような症状や、外壁塗装・屋根塗装に関するお悩みのある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
2021.10.30(Sat)
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