
外壁塗装に断熱塗料を使うメリットとその効果とは?注意点も解説
外壁塗装に断熱塗料を使って、より快適に暮らせるマイホームにしたいと思う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。 断熱塗料を塗れば夏の暑さ・冬の寒さを遮断し、快適な住環境に寄せることができます。 しかしその一方で、住宅によってはあまり効果が実感できないお家もあったり、ほかの塗料よりも比較的価格が高かったりといったデメリットも。 この記事では、外壁塗装に断熱塗料を使用するメリット・デメリットのほかに、主な断熱塗料5種類やおすすめの塗装専門業者もご紹介します。 まずは混同されがちなものの性能に違いのある「遮熱」と「断熱」の違いから確認しておきましょう。 遮熱と断熱の違いとは 混同されがちな「遮熱」と「断熱」ですが、その機能性には明確な違いがあります。 種類 機能性 遮熱 ・ 太陽の光を遮る、または反射し遮断する機能 ・ 外部からの熱に対して作用するため、夏は涼しくなるが冬も寒くなる ・ 断熱塗料よりも価格帯が安い傾向にある 断熱 ・ 熱を家の外へ逃がしたり、中へ入れたりしないようにする(伝えにくくする) ・ 季節に関わらず快適に過ごせる ・ 遮熱塗料よりも価格帯が高くなる傾向にある 遮熱塗料を選んだ場合は、家を温めてくれる太陽光を遮ってしまうため冬は一層冷え込んでしまう場合も。 しかし断熱塗料であれば、太陽光ではなく室内・室外の熱移動を遮断することにより、季節に関わらず快適に過ごせます。 通年で快適に過ごしたい場合は「断熱塗料」を、夏場の暑さを緩和したい場合・価格を抑えたい場合は「遮熱塗料」を選ぶのがおすすめです。 外壁を断熱塗料で塗装する効果・メリット それでは実際に、外壁塗装に断熱塗料を使用するとどういった効果・メリットがあるのでしょうか。 ここでは、主なメリットを4つご紹介します。 快適な室温を保てる・節電できる 断熱塗料の最も大きなメリットといえば、先ほどもご紹介した「快適な室温を保てる」といった点です。 室内外の熱伝導を抑え、夏は涼しく冬は温かな快適な温度を保てます。 室温が快適な温度に保たれればエアコンの稼働も最低限で済み、節電にもつながるでしょう。 節電して夏冬の電気代を節約したい方・1年を通して快適に過ごしたい方におすすめです。 遮音効果のあるものも 断熱塗料のなかには、遮音効果を併せ持つ塗料もあります。 塗料内に含まれる成分により、外からの音を反射したり、室内の音の振動を抑えたりすることが可能です。 大通りに面していて車の音・人の声が気になる方 通学路の途中にあり、登下校の時間は声が気になる方 小さなお子さまがいて、近所迷惑になっているのではと気にしている方 在宅で仕事をしている方 などにもおすすめです。 結露が起きにくくなる 寒い季節になると気になる結露も、断熱塗料で軽減できる場合があります。 そもそも結露とは、室内外の温度差で発生するものです。 外壁塗装部分の温度が室内温度と近くなることにより、結露が発生しにくくなります。 結露ができないことで湿度の上昇を抑えられ、カビが発生しにくく健康によい環境を整えられるでしょう。 湿度が上がると不快感が増す方・小さなお子さまがいて室内の環境に配慮したい方・アレルギーや気管支疾患をお持ちの方のいるご家庭におすすめです。 耐久性に優れている 断熱塗料の耐用年数(十分な機能性を期待できる年数)は15年程度に設定されているものが多く、一般的な塗料を使用するよりも耐久性が高い傾向にあります。 「耐用年数の長い塗料を使って、次の外壁塗装まで長くもたせたい」「耐久性の高い塗料を選びたい」と考えている方におすすめです。 外壁塗装で断熱塗料を検討する際の注意点 上記のように、断熱性能のほかにも多くのメリットがある断熱塗料。 しかし断熱塗料には、把握しておきたい大きな注意点が3つあります。 塗料を決める前に、一度しっかりとチェックしておきましょう。 断熱効果をしっかり感じられない場合もある まず把握しておくべき点は「断熱塗料を塗っても、満足できる効果が感じられない場合もある」という点です。 家にはもともと断熱材が入っており、ほとんどのご家庭にはすでに断熱機能が備わっています。 断熱塗料はあくまでも付加価値であり、室内の温度がガラッと突然変わるようなものではないことを把握しておきましょう。 しっかりした断熱効果を実感したい場合は、断熱塗料のほかに 窓を二重構造にする 家に使われている断熱材を増やす 屋根裏換気工事を行う 断熱カーテンを購入・設置する など、家そのものに手を入れる必要があります。 一般的な塗料よりも高価 断熱塗料は一般的な塗料よりも性能が優れている分、価格帯が高くなる傾向にあります。 例えば一般的なシリコン塗料は2,000~3,000円/㎡のところ、断熱塗料の場合は2,400~3,800円/㎡が相場です。 30坪(塗装面積120㎡程度)と40坪(塗装面積132㎡程度)でそれぞれ塗装した場合、断熱塗料にすると4,800~9,600円ほど高い出費となる計算になります。 塗装代をできるだけ安く収めたい方には不向きと言わざるを得ません。 艶あり仕上げができる塗料は少ない 断熱塗料を使用すると、ほとんどの塗料は艶なしの仕上がりとなります。 手触りもざらっとした感触になるため「つやつや・つるつるの外壁にしたい」といった場合には不向きです。 ただし、中には艶あり仕上げも可能な塗料があるため、業者に確認しましょう。 仕上がりの色味や手触りなどにもしっかり回答できる、経験豊富な業者を選ぶのがおすすめです。 外壁塗装に断熱塗料を使うメリットが大きい家 断熱塗料にはそれぞれ多くのメリット・デメリットがありましたが、なかでもその性能を実感しやすいお家としては、以下の住宅が挙げられます。 断熱材の入っていない住宅・プレハブ 金属外壁で熱伝導の高い住宅 断熱材の入っていない住宅や金属は熱伝導率が高く、室内温度が気温によって大きな影響を受けてしまいます。 そのため、断熱塗料で塗装をするメリットが大きいと言えるでしょう。 断熱塗料にはどんな種類がある? それでは実際に断熱塗料を検討する場合、塗料にはどんな種類があるのでしょうか。 断熱塗料は主に、キルコ・ガイナ・ロハスコート・断熱コートEX・ドリームコートの5種類があります。 それぞれの特徴を簡単に確認しておきましょう。 キルコ 遮熱・断熱の両機能を兼ね備えている、ハイブリット塗料のひとつです。 断熱性能が高く、キルコを使用することで室内温度を2~6℃抑制できると言われています。 加えて以下の効果も期待できることから、費用対効果の高い塗料と言えるでしょう。 9割の太陽熱を反射する高い遮熱効果・ 10db程度の音を低減させる防音効果 中空ビーズ層による結露対策効果 伸縮性がよいことによるひび割れ抑制効果 防水効果 さらに耐久力も高く、一度塗装すれば15年もちます。 「塗り替え一番屋」でも「ハイグレード断熱プラン」においてキルコを使用した塗装を行えるので、併せてチェックしてみてください。 ガイナ 断熱塗料のなかでもシェアが高く人気で、屋根・外壁・室内などオールマイティに活用できる塗料です。 断熱のほかにも耐候性・防カビ・抗菌・防音・防臭・高耐久性を備えており、暮らしのなかで抱く不満を総合的に解決できます。 ただしその一方で、施工に際しての取り扱い方法が難しく、技術のない業者・取り扱い経験の少ない業者に任せると施工不良が起き、期待していた性能を発揮できない場合も。 ガイナを検討する場合は、ガイナの施工経験がある業者を選びましょう。 ロハスコート 断熱・遮熱機能に加えて伸縮性・粘着性にも優れており、建物を長持ちさせられる塗料です。 塗装の剥がれやチョーキングといった劣化による症状が出るのをしっかり防止します。 先ほどご紹介したキルコと同じく、性能のよい断熱塗料です。 艶だしも可能なため「つやつやした綺麗な外壁に仕上げたい」といった場合にもおすすめです。 断熱コートEX 断熱性能のほかに耐候性・遮熱性・結露抑制・艶出し可・防藻防カビ効果・防水効果と、多くの機能性を持つ塗料です。 トップコートの有無で艶消し・艶だしの調節が可能なため、イメージに合った耐久性・防汚性の高い外壁に仕上げられます。 ただしほかの塗料のように防音性は含まれていないため、音に関しても有効な断熱塗料を探している方は注意が必要です。 ドリームコート 断熱のほかに防水・透湿・結露防止も期待できる断熱塗料です。 透湿効果があるため、梅雨の時期も湿気を外に逃し快適に過ごせます。 じめじめとした湿気が苦手な方は一度検討しておくべき塗料と言えるでしょう。 また艶あり・艶なしを選べるため、理想のイメージに沿った質感の外壁に仕上げられます。 外壁塗装には断熱機能を引き出せる色選びをしよう 断熱性能に着目して塗料を選ぶ際は、色選びにも着目しましょう。 白よりも黒のほうが熱くなりやすいことは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。 外壁に関しても同じで、紺・黒・暗いグレーなどを選ぶと熱吸収をしやすくなってしまいます。 特に夏場の暑さを緩和したい場合は、明るいグリーン・クリーム色などの明るい色を選ぶようにしましょう。 名古屋市で断熱塗料を使用した塗装をするなら「塗り替え一番屋」 名古屋市にお住まいで、断熱塗料を使った塗装を考えている方はぜひ「塗り替え一番屋」へご相談ください。 「塗り替え一番屋」ではキルコを使用し、自社職人が高品質な外壁塗装を行います。 対応エリアは愛知県名古屋市のみと地域密着型のため、なにかあった場合はすぐに駆けつけることも可能です。 また、メーカー協賛の得られる外壁塗装・屋根塗装専門業者ならではのお得なキャンペーンも盛りだくさん。 お手頃価格で塗装ができるチャンスも多く、対応エリアにお住まいの方はぜひチェックしていただきたい専門業者です。 <キャンペーン例> 詳しくはこちら:大入りキャンペーン 完全自社施工・地域密着の安心できる塗装専門業者「塗り替え一番屋」へ、お気軽にご相談ください。 まとめ 混同されてしまいがちな「遮熱」と「断熱」には、しっかりとした機能性の差があります。 夏の涼しさだけを求める場合は遮熱塗料を使用するのもよいですが、通年の快適性を求めるのであれば断熱塗料を選ぶのがおすすめです。 断熱塗料は主に、キルコ・ガイナ・ロハスコート・断熱コートEX・ドリームコートの5種類があります。 そのなかでも機能性に優れたキルコを使用し塗装を行っているのが「塗り替え一番屋」です。 名古屋市にお住まいの方で、お住まいの外壁にお悩みでしたらぜひお気軽にご相談ください。
2021.11.29(Mon)
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